シオにもわかる! ゴッドイーターバースト（GEB）をフリーウエアを使ってオンラインマルチプレイする方法

３−7：Ver 0.7での追加点

　　　PSPNetParty ver 0.7では、下の図のように設定画面に「トンネル通信」という項目が追加されました。その後ver 0.7.1、ver 0.7.2、ver 0.7.3等がリリースされましたが、これらはVer 0.7をより安定化させたものです。

TCP方式とUDP方式って、何？

簡単にいえば、TCP方式のほうは、データのやり取りをより正確に行う方式です。間違いがないかチェックしてこれを補正しながら通信する方式なので、正確な反面、UDPと比べると通信速度は落ちます。

　　　UDP方式のほうは、TCPよりはおおざっぱな方式です。データのやり取りに間違いが発生する可能性がある反面、TCPより通信速度は上がります。通常、オンラインゲームではこちらを使っている場合が多いそうです。

　　　ver 0.7は、初期状態ではTCP方式になっています。ちなみにver 0.6まではUDP方式でした。

どう使い分けたらいいの？

　　　一概にどちらがいいとは言えません。お使いの回線や遊ぶゲームによって違ってくると思われるので、両方試してみて調子がいいほうを使いましょう。

　　　個人的には回線速度に余裕が無い場合はUDPを使う方が無難な気はします。また、全員が同じ方式にそろえずにTCPの人とUDPの人が混在していても大丈夫と聞いていますが、もしもやっていて不安定なようなら、全員がUDPに揃えてみるのも手かもしれません。なぜならver 0.6までは全員がUDPであり、その状態でも比較的安定して使えていたからです。

　　　変更の仕方は、上記の画面で使いたい方にチェックを入れてOKボタンを押した後、PSPNetPartyを再起動するだけです。

　　　なお、上の図のウインドウ下端に赤文字で「トンネル未接続」と出ているのがわかりますでしょうか？TCPかUDPのどちらかに接続中はここが緑文字になり、どちらに接続中か一目でわかるようになっています。

　　　ver 0.7.2以降では、ここが緑色の文字の状態の時にこの文字の部分を右クリックすることで、設定画面を開かなくともTCPとUDPを切り替えられるようになりました。この方法で切り替えた場合には、再起動の必要なく即刻切り替わりが完了するのでとても便利です。

　【追記１】

　　　ver.0.7.3ではチャット定型文の登録機能も追加されました。そちらの説明についてはここに⑩〜⑪として挿入しましたので是非使ってみて下さい。とても便利で気の効いた機能です。

　【追記２】

　　　設定診断ツールも追加されました。これを使えば、USB無線LANアダプタのプロパティでX Link モードがEnableになっているかどうかがわかり、Enableになっていない場合は即座にEnableに切り換えることができます。また、必要なソフトが正しくインストールされているかどうかも全て診断されて表示されます。

　　　やり方は、とても簡単。ここにまとめておいたので、必要に応じて活用してください。　　　

　★その他、PSP NetPartyのバージョンが上がるごとに追加・改善された機能の履歴はこちらを見ればわかるようになっています。